看護師の経験を活かしスキルアップできる職業は、介護サービスに関する資格であるケアマネジャーです。
利用者一人ひとりに合わせたケアプランの作成や、サービス事業所との連絡調整が主な仕事内容になります。
受験資格に5年以上の看護師や社会福祉士としての実務経験が定められているので、看護師として働いた経験を活かせるでしょう。
訪問看護師として在宅医療に関わりたい人にとって役立つ資格です。ケアマネジャーは夜勤もなく残業も少ないため、安定した生活を送れるでしょう。
また、公的機関で働く保健師である行政保健師も、看護師の経験を活かして働ける職業です。
保健所に勤務する保健師は感染症の予防対策や地域の衛生管理を行い、市区町村が管理する保健センターでは乳幼児の健診などを行います。
行政保健師になるためには、保健師資格を取得し公務員試験に合格する必要があります。
保健師は金銭面でも生活リズム的にも安定した仕事であるため倍率の高い仕事です。
子どもの成長を見られる、健診で会った保護者から感謝の言葉をもらえるなど多くのやりがいのある仕事です。
他には、出産の介助や相談に応じる助産師も、看護師の経験を活かして働くことができます。
出産する際のサポート以外に、妊婦の健康管理や食事指導、生まれた新生児のケアなども助産師の仕事です。
助産師の資格は、看護師国家試験に合格した人が看護系大学や助産師養成所などで一定期間学び、助産師国家試験に合格することで取得できます。